ミュージカル「回転木馬」

2009年3月に、ミュージカル「回転木馬」が公演されるそうです。
ご存知のとおり、「You’ll Never Walk Alone」は、元々はこの回転木馬(Carousel)のために製作された楽曲であり、リバプール出身のバンドによって全英チャート1位を記録したことがきっかけとなり、以後リバプールをはじめとする世界中のサッカークラブのサポーターに歌われ人気を得ることとなりました。このあたりは説明するまでもないかと思います。
しかしながら、この舞台を実際に見たことがあるかと聞かれたら、首を横に振るしかありません。日本には1969年に宝塚歌劇団によって紹介されたのがはじまりで、前回の公演は東宝製作による1995年のこと。舞台を見たことがないのも無理はないかも知れませんね。ちなみに当時の主演は涼風真世だったそうです。

<ストーリー>
1870年代、ニューイングランドと呼ばれるアメリ東海岸
街に移動遊園地がやってきた。マリン夫人の経営する回転木馬で働くビリーは、街の女性たちの間で噂になる程の人気者。
ある日ビリーは、バスコム綿工場で働くジュリーと恋に落ち、結婚する。ビリーは、マリン夫人の嫉妬により失業し、ジュリーの従姉妹ネッティの家に居候する。仕事も無く、苛立ちを募らせるビリーは、時折ジュリーに手を上げる始末。
一方、ジュリーの親友キャリーは、漁夫のスノウと婚約する。スノウは、家庭と仕事に対して堅実な考えを持つ人物。キャリーは、ビリーにスノウの元で働いてもらってはどうかと提案するが、ビリーはそれが面白くなく、断る。
そんな折、水夫のジガーが、ビリーを誘惑する。浜辺の祭りで街中が浮かれている間にバスコム綿工場の金を強奪しようと言うのだ。最初は興味を示さなかったビリーだったが、ジュリーが妊娠したことを知ると、金の工面に困りジガーの誘いに乗ることにする。
浜辺が祭りでにぎわっている中、ジガーとビリーは、工場の経営者・バスコムを待ち伏せし、ナイフで襲う。しかし、二人の悪巧みはバスコムに見透かされ、逆にピストルの銃口を向けられる。ジガーは逃げ切ったが、追い詰められたビリーは、ナイフを自分の胸に突き刺す。ジュリーが駆けつけるが、ビリーを救うことができなかった。
天国に召されたビリーは、「やり残した何か」を解決するために、星の番人から1度だけ地上に降りることを許される。彼の自殺後、地上ではすでに15年の月日が流れていた。顔も見たことのない我が子ルイーズは、父親のせいで、周囲の冷たい視線といじめに耐える孤独な少女となっていた。
現実を知ったビリーは、娘ルイーズを助けるため、地上へと降りて行く…

詳しくは、銀河劇場のホームページをどうぞ。

公演期間 2009年3月19日(木)〜4月19日(日)
会場   天王洲 銀河劇場
チケット料金  S席¥12,000 A席¥8,500 B席¥4,000(全席指定/税込)・発売中

今回の公演を逃すと次回はずっと先になっちゃうかも知れませんよ!?