来年の話

ナビスコカップのタイトルを獲得した優勝チームは、パンパシフィックチャンピオンシップの出場権を得るというのがここ数年の定例。08年のガンバ大阪、09年の大分トリニータがそれ。環太平洋地域におけるクラブチャンピオンを決める大会として位置づけられている。…が、しかしこの大会、参加リーグや出場チームが定まらない上に、優勝賞金も630万円と極めて低いことから、その存在価値自体を疑問視する声がある。大会の主旨そのものは悪くないんだけど、周囲の環境がまだまだついてきていないという印象。A3チャンピオンズカップと同じで、やる意味あんのか?といわれてもおかしくない大会。賞金額が高いぶんA3はまだましか。…ふと小耳にはさんだ情報によると、どうやら2010年はパンパシフィックチャンピオンシップの開催はなくなりそうだという話だ。真相は不明。
もうひとつ、スルガ銀行チャンピオンシップという大会が夏に行われる。これは、ナビスコカップの優勝チームと南米のコパ・スダメリカーナ*1の優勝チームが、日本と南米の統一チャンピオンを決定する大会である。こちらも08年、09年と開催されていて、それぞれにガンバ大阪大分トリニータが参加している。ちなみに、両チームとも敗戦しチャンピオンになることはできなかったので、来年東京が勝てば日本初の統一チャンピオンの座を手にすることになる。
スルガ銀行チャンピオンシップの大会の重みは今後徐々についてきそうで、どっちかというとパンパシフィックチャンピオンシップなんかよりずっと楽しみな大会である。なぜ日本の地方銀行が冠スポンサーになっているのかは全然わからない。

*1:南米においてコパ・リベルタドーレスに次ぐグレードを持つ国際公式戦