ソウル戦

いまさらですが、ソウル戦の録画を観ました。0-3という結果だけを知っていたので、どんなにグダグダな試合なんだろうと思っていたのですが、かなり良いゲームだったのですね(と私は思う)。PSMとはいえ韓国に敗戦することは悔しいのだけど、今のチーム状態では結果よりも内容が大事。そして、肝心の内容は良かったと思います。(現地で見てたら、もう少し違った視線で捉えたかも知れませんが)
赤嶺を1トップに、2列目に憂太とルーカスを据え、右にナオ、左に徳永(!)、ボランチに浅利と宮沢、3バックにフジ、ジャーン、茂庭、キーパー土肥ちゃんという布陣。コンチャンを代表(&怪我)で欠き、反町さんのところへ3人が抜け、苦しい展開になるのではないかと予想しましたが、ナオのスピードは健在で、左にまわった徳永も想像以上に機能(シュートも最多の5本)。ナオが入ることで宮沢の存在も光り、効果的なサイドチェンジでチャンスを作っていました。開始2分の失点は、公式戦であればあってはならないミスですが、事故のようなもの。前半はこの後、シュートまで持っていかれるシーンはほとんどありませんでした。フジのインターセプト能力の高さは健在で、やはりボールは前で取らなきゃと思うことしきり。2列目の二人には言うことなし(なんて言っていいのか!?)。憂太なんかは本当に堂々とプレーしていたように思います。「徳永の飛び出しからシュート→キーパーが弾いたところを赤嶺がグラウンダーのクロス→ナオが走り込むが届かず!」なんてシーンは見ごたえがありましたね。前半のシュート数は、ソウルの3本に対して東京は8本。試合のポゼッションを握っていたかといえば、そうではないのだけれど、新旧の韓国代表メンバーをあれだけ揃えてKリーグ首位を独走するチームが相手。ある程度、相手にボールポゼッションされ、あるいはボールを持たされながらも、着実に決定機を作っていけたことは収穫です。結果としてゴールネットを揺らすことはできなかったのですが、後半も追いつくチャンスは幾度かあり、試合全体で18本のシュートを放ちました。あ、阿部ちゃんのオフサイドのときに一度だけネットを揺らしましたね。…だけど、2回目のはオフサイドじゃないですよ。この暑さもあって、怪我から復帰したばかりのナオはノブオに交代。抜群の存在感をみせていた憂太も栗澤と交代。FKやパスの起点として機能していた宮沢も池上と交代してお役御免。残り5分、キープ力を失って前掛かりになったところで、典型的なカウンターを喰らって失点。最後のは、相手の個人技を褒めるしかありません。この2点は、しゃあないんじゃないでしょうか。交代メンバーからも勝ちに行っていた姿勢が見えたということで。
FCソウルの走るポゼッションサッカーから見習って欲しい部分は数多くありましたが、全体としては浦和戦に向けて手ごたえを掴んだ試合ができたように思います。そういえば、ワシントンが加わるんですね。突貫で1トップを任されることになるようですが、ここのところナオや憂太、赤嶺、交代で阿部ちゃんなど、誰が入っても大丈夫になるような布陣を繰り返していましたから、心配よりも期待のほうが大きいですね。代表様から勝利をかっさらいましょう!w
 
【追記】
그릉군의 시시껄렁한 축구이야기(ソウルサポーターのBLOG) 
데이비드 빈컴의 축구나라(東京ゴール裏の動画あり)