東京が帰ってきた!!

自宅でBS観戦。おー、お客さんいっぱい入ってますなー。
ゴール裏に「これでいいのだ、東京バカボン」の横断幕。テレビの前でビール吹きました(笑)
さて、キックオフ。試合開始早々に、梶山の横パスをかっさらわれて、いきなりの失点。続く7分には不運ともいえる坂本のループが決まり、2点のビハインド。倉又体制の初陣としては、これ以上なく厳しい立ち上がり(汗)
ところが、前へ前へというアグレッシブな守備と、サイドへのシンプルで素早い展開、ゴールへ向かう選手たちの姿勢が、ピッチ上からはハッキリと伝わってくる。「どうかこの調子を最後まで!」という願いが届いたのか、直後の16分にルーカスが反撃の一発。いい時間のゴール! 「この試合はいける!」 確信めいたものを感じました。結果として、まさかここまで最高のゲームをしてくれるとはこの時点では思わなかったけれど。
1点ビハインドで前半を折り返した東京のメンバー交代はなし。前半のシュート数は、千葉の4本に対して東京8本。前監督のときのような「プレスをかけて奪ってまずはバックパス」などの理解不能なプレーは一切みられず、明らかな東京ペースで試合は進む。BSの実況も、「オシム千葉」寄りの解説から、徐々に「これが本来のFC東京の戦い方」、「ガーロ監督のときは見られなかった展開ですね」、などと繰り返すように(笑)
そして、62分に梶山のドリブルから赤嶺らしいシュートが決まって同点。この試合はもらった!!
足が止まりかけた千葉のDFを切り裂くように、ナオが、ノブオが両サイドを抜け出す。さらに、1枚目の交代カードで阿部ちゃんを投入し、流れをグッと引き寄せた東京は、75分にナオの勝ち越しゴール!決めるべき役者が決めた!やったー、逆転!
残り時間が15分あまりあったので、「守りにいったらやられる」と思ったけれど、東京は攻める姿勢を崩さない。巻や水野の危険なシュートを浴びながらも、なんとか失点は免れる。ところが、羽生の、あれは羽生を褒めるしかないというようなシュートを決められて、同点。
…ここで満足しちゃった自分がいました。新しい船出のゲームで、これだけの戦いを見せてくれたら十分。勝ち点1でも上等ですよ。(テレビの前だけど)拍手をもって選手を迎えよう。
…ところが、ここで倉又さんは、交代したばかりの小澤に代えて憂太を投入させる。これは、間違いなく勝ちにいくということか。そういう空気の中で迎えたロスタイム。憂太とナオで右サイドを崩す。「ここで徳永が上がってきてくれたら…。あ、上がって来たー!」 画面左からオーバーラップしてきた徳永は、憂太からのパスを受けると迷わずグラウンダーの高速クロス。…そこには、阿部ちゃん!ゴール、決勝点!!うおー、すげぇぇぇぇ!!
子供二人を肩車しながら、飛び跳ねて喜ぶ夫婦が2名!(笑)。3-4というスコアで、素晴らしい勝利を手にした東京。ととと、東京が、東京が帰ってきましたよぉ!(涙)