京都観光


土曜日の午前中は南禅寺を見学していました。目的は本堂ではなく、高さ22mにも及ぶこの三門。かの石川五右衛門が棲んでいたという言い伝えがあり、歌舞伎では五右衛門が三門から京を臨み「絶景かな、絶景かな」と見栄を切る舞台となるところです*1

500円の拝観料を納めて急勾配の階段を昇っていくと・・・。
 
「絶景かな、絶景かな」
東西南北の方向をぐるりと眺められるのですが、当日はあいにくの雨模様で、京都市街は霧がかかっていてよく見えませんでした。写真は東山方面にある南禅寺本堂。
 
三門を降り、南禅寺境内にある水路閣を見学。レンガ造りの琵琶湖疏水は実に見事。古都の厳かな雰囲気の中に、古代ローマを参考にしたといわれる欧風建築の調合が不思議な感覚に包んでくれます。紅葉の時期に訪れたら、また趣があっていいのだろうなと思います。

*1:実際には、南禅寺三門が建てられたのは石川五右衛門が釜ゆでの刑にされた後なので、史実ではないそうです