7分間の逆転勝利

杏樹を連れて江坂のanystyleへ。
予想はしていたけど、店内の9割以上はガンバなお客様。青赤は半蔵さん、Gavaさん、そして我々の4人だけ。しかも、空いている座席は大型スクリーンの真正面の2席のみ。試合はホームのはずなのに、ここだけは完璧なアウェイ。背中から幾人もの冷たい視線を感じましたよ。やめようというのに、杏樹はリュックからナオのプロコンを引っ張り出して着こんでいます。知らないぞ(笑)
東京のスタメンは、平山、ルーカスの縦に並べた2トップに、伊野波がCBに入る形。序盤の10分くらいはチャンスを作れていたし、これはいけるかな?と思わせましたが、ちょっとした判断ミスから播戸の先制ゴール。出鼻を挫かれました。播戸のチャントで沸く店内、苦笑いの3人(+1人)。そして、試合巧者のガンバに中盤のこぼれ球をキープされるようになったと思ったら、センターサークルあたりからのフリーランニングで抜け出したマグノアウベスに、ドンピシャのパスが渡って2点目。マグノアウベスのチャントで沸く店内、沈む3人(+よく理解できず一緒に喜んでる1人)。前半は、こんな感じ。
後半は、途中から平山に代えて憂太、戸田に代えてノリオ、梶山に代えて宮沢を投入。途中、あの二川がクロスバーに当てたシュートが決まっていたら終わっていたかも知れませんが、幾度のピンチを凌ぎます。ルーカスから石川のヘッドでギリギリ枠を外したあのあたりから、流れが東京に傾いてきたかなーと思って迎えた後半32分、藤山からのロングボールに、抜け出してあわせた今ちゃんがワントラップでキーパーをかわして無人のゴールに流し込み、1点差。素晴らしい!・・・控えめに喜ぶ3人(+もう飽きてしまった様子の1人)。「1本くらいノリオの左足が見たいよね」なんて話していたら、その直後にゴール左正面の絶好の位置でドフリーのノリオの姿が。「いったれー!」、思わずあげた我々の歓声と同時にズドン!・・・あ、決まっちゃった(苦笑)。休養明けとはいえ、あの場でノリオをフリーにさせちゃいけないですよ、加地さん。もうね、派手にガッツポーズしちゃいましたよ。店内は水を打ったようにシーンとしていましたけれども。こうなると、店内もスタジアムも空気はおんなじで、ガンバのあせりばかりが目立ちはじめ、東京のイケイケ状態が続く。そして後半39分に、左サイドを今ちゃんとのパスワークで抜け出したノリオのグラウンダークロス!中央で待ち受けた石川の、見事なトラップからシュート!が決まり、東京逆転!!この間、わずか7分間の大逆転劇。「よっしゃぁ!!」、モニターの前で3人でこぶしを突き上げていましたが、店内はかなり重苦しい雰囲気でした。眠くなってエビ反りで泣きじゃくる杏樹の泣き声がこだまするロスタイム。最後のフリーキック(枠にいってた?)を土肥ちゃんが気合いのセービング!そして勝利!やっちゃいました、東京!
これで、東京の残留マジックは「8」。いよいよイーシャンテンです。
2位ガンバと首位浦和との勝点差は「6」に拡がりましたが、まだ直接対決を残していますし、東京もホーム最終節で浦和とあたります。この時期、恒例となりつつある東京の上位いじめ(もはやお家芸)が復活すれば、まだまだ優勝戦線の行方はわからないですよ。
帰り際に、anystyleの店員さんに東京のステッカーを寄贈。「またどこかに貼ってください*1」とお願い。すると、「実はまだこっそり貼ってあるんですよ」と教えて下さいました。冷蔵ショーケースのカウンター内側だそうです。お客さんからは目立たないですが、もともと地元ガンバのお店ですからね。貼り直されてはいたものの、ステッカーごと移転されていたことは嬉しかったです。またよろしく。

*1:移転前の本町では、ビアサーバー前に東京ステッカーを貼ってもらっていました