ジャーン退団

早ければ今日から大分入りしている方もいらっしゃるかと思いますが、皆さんとは逆走するように仕事で東京に来ています。
朝一番、始発の新幹線に乗って東京駅に降り立ち、まずはトーチュウを購入。…ななな、なんですと!そこには「ジャーン退団」の大きな文字が。先日の報知情報を確信付けるかのような大本営の発表に、ショックを隠せませんでした。
ジャーンは、過去を含めて東京に所属した外国人選手のなかでも一番好きな選手でした。入団当初からプレーヤーとしての高いパフォーマンスをみせ続け、一見するとマフィアと見間違うような風貌からは想像しがたいほど優しく真面目なブラジリアンでした。
入団当時、まだ見学者もまばらだった頃の平日の小平で、ポルトガル語の辞書を片手に会話を試みたことがありました。同じ辞書をなぞりながら一生懸命に会話を成立させ、そのときに覚えた言葉が「ポッス チラール ウマ フォト クン ボッセ」(一緒に写真を撮って下さい)。午前練習が終わって、暇つぶしにガスミュージアムに行ってみたら、あとから偶然にジャーンが一人でやってきて「コンニチワ!」とか言われたときはビックリしたなー。その後、私のポルトガル語力は全く上達してませんが、ジャーンの日本語力は驚くほどに上達していきました。人格的にも素晴らしいですし、本当に頭が下がります。
ジャーンの退団はほぼ間違いないのだと思いますが、ブラジルに帰ることになるにせよ、本人の希望通りに日本に残ってプレーを続けることになるにせよ、彼のこれからの成功を心から願って止みません。できれば関西で、ガンバあたりに所属することになってくれれば、嬉しいなと思ったりしています。きっと逢いに行きますよ。同じリーグで敵として対峙することになったら、それはとてつもなく高く険しい壁になるに違いはないけど、ある意味では最高の敬意を持って再会を楽しみに迎えられると思うのです。
ジャーン頑張れ!そして、今まで本当にありがとう。オブリガード。