2007にむけて

阿部勇樹は東京に来るべきだ。
東京は、原さんが復帰となって、前任期中から待ち望んでいた絶対的なストライカーとして、スピードと高さと決定力のあるワンチョペを獲得。あとは中盤の底、いわゆるボランチから試合を組み立てられるゲームメーカーの存在、そして、その選手が最高のプレースキッカーであるとなれば、阿部勇樹こそ、その理想の完成に相応しい。今野とのダブルボランチは、日本だけでなく、アジア、いや間違いなく世界通用する存在になるでしょう。
これに加えて、噂にあがる鈴木慎吾が左サイドに、はたまた阿部の現在のチームメイトである坂本将貴が加わるとなれば、世界に誇る東京をホームタウンとするクラブが究極の一歩をいよいよ踏み出す。
北関東の某赤いチームは、DFのひとりとして阿部にオファーを出しているんでしょ。それも海外移籍を踏まえて、半年でもいいだなんて。ACL?…ちっちゃいね(笑)。東京は「チームも、クラブも、ホームタウンも含めて、共に大きくなる」と訴えているんだと思う。だから、気持ちとしては5年先も10年先もずっと一緒に、と話したんでしょう。首都東京を舞台に、より強くより愛されるチームへ。
また、Jリーグだけをみて考えても、たったひとつのビッグクラブの存在を絶対に許してはいけない。たとえば、その中に加わって緊張感のない国内シーズンを過ごすより、そのチームを相手に切磋琢磨しながら優勝を目指して凌ぎを削りあうほうが、個人やチームとしての成長の喜びを共に分かち合う意味で大きな価値があるはずです。東京へいらっしゃい。
え、中京にある金持ちチーム?あそこはないでしょ。毎朝、赤だしの味噌汁ばかりを飲むのはうんざりだと思います(笑)