ACL決勝

Jリーグ全体の為に!とか、日本サッカーがアジアに舐められてたまるか!という気持ちはわからなくないけど、浦和レッズは日本代表チームではないし、所詮はクラブチーム。同じリーグを戦っているライバルである。
だから、「他サポだけど、今夜だけは浦和を応援します」なんて気には到底なれません。
それに、JリーグのクラブとしてACLの頂点を掴むのは東京が先であって欲しいという気持ちを根本として持っています。
今回、浦和は例え決勝で負けたとしても12月のCWCに開催国枠で出場できる可能性があります。勝ってアジアチャンピオンとして出場すれば自動的に1億8千万円*1の賞金が確定。今日のわずか1試合に勝つだけで、Jリーグ優勝賞金にも匹敵するそんな額が入ることになるのです。そんなことを知っちゃったら、尚のこと応援できないじゃないですか。
浦和がここまで勝ち上がって来たことによって、ACLのメディア露出が増え、世間でのJリーグの認知度はひょっとして少し高くなったかも知れません。だからこそ、簡単に勝ってしまっては困るのです。ドーハの悲劇のような挫折を味わって、何度も跳ね返されて日本全国にACLの壁の高さとJリーグの存在をもっともっと知らしめて、最後は東京がそのタイトルを一番最初にかっさらう。そういうストーリーを頭に描いていますが、それでこそ日本サッカーの発展もあると思いますね。
というわけで、セパハンがんばれ。浦和の応援などしない。

*1:ACL優勝、CWC5位以内