NEC男子バレー部が廃部検討

NEC男子バレー部 今季限りでの廃部検討
バレーボールのプレミアリーグ男子の伝統チーム、NECが今季限りでの廃部を検討していることが分かった。世界的な景気後退の影響で親会社の経営環境が悪化したことが理由とみられる。女子チームは存続する。
NECは日本電気として1945年に戦後の実業団チーム登録第1号となった。82年から日本リーグに参戦し、91年に初優勝。92年にチーム名を「NEC」に変更し、バルセロナ五輪代表のセンター大竹秀之を中心にチーム強化を図った。日本リーグVリーグで計4度の優勝を果たし、黒鷲旗大会は8度制した。だが、ここ数年は戦力不足に悩まされ、今季は11勝17敗で8チーム中7位。チャレンジリーグとの入れ替え戦(4月4、5日)に回った。
バレーボール界ではプレミアリーグ女子の武富士の廃部が既に決定。チーム数の減少で、来季のリーグ運営への影響も懸念される。

万が一、廃部ということになったら、FC東京バレー部は入れ替え戦の勝敗結果に関わらず、自動昇格となるかもしれません。
…が、物事を広く見れば事態は決して単純なものではないと思います。かねてより企業スポーツは不況の影響を受けやすいと報道されていましたが、業績不振による大幅な雇用削減の波がモロに押し寄せてきたという感じです。この問題はバレーボールだけの問題ではなく、相次ぐスポンサーの降板や選手の人員削減などをとってみれば、他のプロスポーツ界にも共通し、大きく関係していることです。
仮にFC東京バレー部がプレミアに昇格したとして、そこで何を目指していくのか、バレー全体にとってどうあることが正しいのか、ということを考えさせられるような気がします。FC東京バレー部が新しい風を巻き起こすことができれば、それはとても素晴らしいことに違いないのですが。