ゴール裏のファンのみなさまへ

ゴール裏のファンのみなさまへ(FC東京公式)

<以下転載>
4月3日対東京ヴェルディ1969戦において、椅子の上に乗って応援する人が多くいましたが、試合終了後、椅子の損壊が3箇所見つかりました。しかし、残念なことに、壊した人から、申し出も謝罪もありませんでした。「集団での行動のため、壊した人を特定できない」という声もありますが、クラブとしてはそうは考えておりません。少なくとも壊した本人はわかっているはずです。クラブとしましては、次のホームゲーム(4月14日対セレッソ大阪戦)前日までに、壊した人から申し出がない場合、ゴール裏中心部分を「立ち入り禁止ゾーン」といたします。併せて、たすきの使用を禁止し、椅子乗りを厳しく規制させていただきます。壊した行為にたいする責任のことよりも、壊した後、謝罪の意思なくスタジアムを後にする非礼をクラブとしては断固として許しません。そのような人に応援をしてほしいとは思いませんし、仲間とも考えておりません。今回は、4月13日までに申し出があれば、考え直してくれたものとして、それ以上の追求はいたしませんが、ここにクラブの考え方を明示するものです。4月14日、気持ちよく、みんなで応援ができることを期待しております。
2004.4.6. FC東京

村林常務が「椅子に立っての応援はやめて欲しい」とゴール裏に声明を出してから約1年。たった1年しか約束を守れなかったんだな(実際にはもっと以前から)。当日は仕事のために欠席していたが、自分があの場にいたら…。故意にイスを壊しはしなかっただろうが、ゲームの展開的に 座席には立っていたかも知れない。壊したやつを目撃しても、注意できたかどうかはわからない…。いや、注意や引責を求めることくらいはできたかも? …でもわからないな、正直。そう考えると、自分の持っていた意識の低さに恥ずかしくなる。少なくとも 「(アウェイは関係ないや!)」、そんな風に考えていた。ホームでも「(ちょっとくらいなら)」、とかね。昨年の駒沢(マリノス戦)でのイス破壊は3列くらいだったと聞くが、それ以来のホームでの器物破損。
スタジアムの座席ってのは、背もたれに故意の過重をかけなければ壊れるものじゃないとは思うけど、例え壊さなくても、座席に立っているというだけで その要因は作ってしまっているんだよね。自分自身の負荷抗力による過失の可能性はもちろん、周囲の観客のイス立ちを誘発するという意味でね。
予想できるあの状態で犯人の追及というのは非常に難しいと思うけど、壊した本人は当然ながら自覚しているだろうから、なんとか名乗り出て欲しいですね。要は クラブとサポーターとの信頼関係の問題。