サッカー競技規則改正
2005年度 競技規則の改正について
7月2日の試合から、競技規則の改正が適用されるそうです。Jリーグの公式ページにpdfファイルがあるんでしっかり読んでおきましょう(笑)
■2005年競技規則の改正<PDF/180kB>
■オフサイドの定義<PDF/7.7MB>
ざっくりと読んだ感じで書くと、「後方からだけではなくて、前方からでも危険なファールは重大な警告対象になる」ということや、「スローイン時には、相手選手は2m以上離れなさい」ということ、「審判はピッチに足を踏み入れてから、試合が終了してピッチから去るまでカードを出すことができる」ということなどが、明確に文章化されました。
オフサイドの定義に関しては、FIFAのこちらのページがわかりやすい。もはや文章ではややこし過ぎるので絵を見て判断しなさいということかw
今回の改正で気になったのは、こちら。
第14条 ペナルティーキック
(改正前)ボールがゴールに入らなかった場合は、再びキックを行なわない。
(改正後)ボールがゴールに入らなかった場合、主審はプレーを停止し、守備側チームの間接フリーキックで試合を再開する。
(解釈)
・主審がPKの合図をしてキッカーがボールを蹴る前に、攻撃側の味方選手がペナルティーエリア内に進入したときは、守備側チームの間接フリーキックで試合を再開する。
・キッカーがキックしてインプレーになった後、ボールがゴールに入らなかった場合とは
1)そのままフィールドの外に出て、ゴールキックになる
2)ゴールキーパーが保持する
3)ゴールキーパーがはじきフィールドの外に出て、コーナーキックになる
4)ゴールポスト、クロスバー、またはゴールキーパーからフィールドに跳ね返る
1)と2)については、アドバンテージを適用して、1)ゴールキック、2)そのままプレーを続けさせることで良いが、3)と4)については、ボールが弾かれた、あるいは跳ね返った時点でプレーを止め、そのときボールがあった地点から、守備側チームの間接フリーキックで試合再開になる。
…というのが日本サッカー協会の解釈。
それでは、
1:ゴールポストで跳ね返ったボールが、キーパーの背中に当たってゴールした場合の解釈は?
2:キーパーが横っ飛びで弾いて勢いの落ちたボールが、そのままゴールに向かって転がって(放っておいたらゴールに入ると思われるがキーパー立ち上がれない)、DFが走ってきてクリア、またはキッカーが詰めてきてゴール。この場合の解釈は?
解釈通りに推測すると、どちらもノーゴール(と判定される可能性がある)。なんとなく面白みに欠けてしまいませんか?日本サッカー協会の解釈が間違っている(不足している)気がしてならないのですが…。