大阪豆知識2

いよいよ明日は、万博競技場でガンバ大阪との対戦です。週間天気予報では快晴の予定だったのですが、ここにきて明日の雲行きが怪しくなってきました。今朝の時点では「晴のち雨」、さっき見たら「晴のち曇」になってました。気温のほうも、22℃→17℃前後と涼しめな感じに。スタジアムのほとんどに屋根がないので、濡れたくない方はポンチョのご用意を。まあ、夜に備えて折りたたみ傘くらいはあったほうがいいかもですね。
 
さて、北大阪のシンボルが太陽の塔であるならば、南のシンボルは通天閣。全高103メートル!大阪名物のこの展望台に昇れば、360度の大パノラマで大阪全域を見渡すことができます。円形のエレベーターを降り、真っ先に迎えてくれるのが「ビリケンさん」。足の裏を優しく撫でながらお祈りすると、受験や縁結び、商売繁盛に御利益があるといわれている福の神です。実はこのビリケンさん、アメリカ人だったりします(驚)。元々は、1908年にアメリカの芸術家フローレンス・プリッツが、夢の中で見た妖精を偶像化したもの。福の神に年齢というものがあるのなら、ビリケンさんは今年で98歳ということになります。
通天閣の外装飾はド派手。実に大阪らしいネオン広告でいっぱい。その頂上には意味ありげに輝くネオンサイン。…そう、てっぺんのネオンには意味があるのです。それはなんと、天気予報装置!「白白=晴れ、青青=雨、橙橙=曇」と、明日の天気を教えてくれます。「青白」だったら「雨のち晴れ」ということです。今夜は「白白」だったら良いんですけどね。
通天閣の魅力はタワー単体だけではなく、それをとりまく周囲の商店街から放たれる不思議なオーラにあると思います。他所にはないファンタスティックで非日常的な空間。通天閣界隈を新世界と呼ぶけれど、実に見事なネーミングであると思いませんか。