ドクターフィッシュ

たまに温泉番組などで出てくる「ドクターフィッシュ」。トルコの淡水魚「ガラ・ルファ」がそれで、37度近くの水温でも生息でき、皮膚の古い角質を食べてくれる珍しい魚です。
最近では、大江戸温泉物語とか箱根小涌園ユネッサンなんかでコレを体験できるのは聞いていたのですが、大阪には常設しているところがなかったんですね。そこに、箕面温泉スパーガーデンにフィッシュテラピーが新設(昨年11月頃〜)されたということで行ってみました。現在のところ、大阪では唯一。

箕面温泉スパーガーデンは、箕面の山の麓にある、なかなかディープな雰囲気を醸し出している古い娯楽施設です。実は、半年くらい前に立ち寄ろうと思ってクルマを走らせたのですが、目の前まできてその建て構えを見て、入るのを躊躇して引き返してしまった経験もある、そんな施設。
 
通常の入浴料金は1300円。これにフィッシュテラピーが1000円(15分)。ところが、入場時にセット割引をお願いすると1400円で、900円もお得!これは安いと思います。

写真にある金魚すくいに使うような水槽にお湯が張られ、約1000匹のドクターフィッシュが泳いでいます。
 
待ち時間はなく、すんなりと足湯に浸かることができました。37度ということで水温はぬるめ。さっそく足を伸ばしてみると、うわうわうわっ!一気に魚たちが寄ってきます。最初はかなりくすぐったい感じを受けましたが、徐々にその感覚にも慣れ、例えるならば微弱の電気風呂のような心地よさ。これは気持ち良い。15分という時間も、短くもなくちょうど良かったです。出た後は、心なしか足が軽くなったような気がしました。
 
ちなみに、このドクターフィッシュ。一般にはほとんど販売されていなくて、エコマネジメントという会社が生産拠点を沖縄に移し、日本での繁殖に成功。1匹あたりおよそ800円/月でリースしているんだとか。1000匹なら約80万円。