アイソトニックとハイポトニック

熱は平熱を保つようになり、まあこれからは上がることもないだろうという感じです。あいかわらず喉の奥の口内炎には苦しまされています。おとといの日記でアイソトニック飲料のことを書きましたが、そのついでに調べたことをつらつらと書いてみます。以下、私の闘病日記とは全く関係のない話題。
ポカリスエットアクエリアスを代表とするアイソトニック飲料ですが、サッカーやフットサルで汗をかいた後にガブガブと一気飲みした経験、みなさんにもありませんか。実はこれ、大きな間違いであるというのです*1
アイソトニック飲料は体液とほぼ等しい浸透圧でできており、運動前の水分補給には非常に適しています。運動前にはエネルギーを作り出すための糖質が必要になるため、それが濃く含まれていて吸収率の高いアイソトニック飲料はまさに最適。しかし、運動中や運動後に摂取するのであればアイソトニック飲料ではなくハイポトニック飲料を選択すべきだというのです。耳に馴染みの薄いこのハイポトニック飲料ですが、要するにアイソトニック飲料を薄めて濃度を低くしたものと考えれば良いらしい。アイソトニック飲料に対して、ハイポトニック飲料は体液より低い浸透圧に調整してあるので、激しい運動中や汗をかいた運動後に飲むと体に吸収されやすいのだそうです。たとえば、運動後に激しい汗をかいた時は、血液の濃度が高まって体内の浸透圧も低くなっています。そういった場合、通常の浸透圧のアイソトック飲料より、浸透圧が低いハイポトニック飲料のほうが吸収効率が良くなるのです。運動中でなくても、真夏の炎天下で脱水症状を起こしやすいような環境下では、ハイポトニック飲料こそが適しているそうです。以上のことから、味スタのピッチ脇に置かれていて選手が口にするドリンクは、アイソトニック飲料ではなくハイポトニック飲料であることがわかります。子供のとき、部活の帰りに薄めたポカリスエットを飲んだりしていました。あれって結構正しいことをやってたんですね。逆に試合がある特別な日なんかには、ポカリを凍らせてハーフタイムあたりに溶けて濃くなったのを飲んでいただけど、いつも負けてしまうのはそのためだったのかも知れないです(笑)
現在市販されているハイポトニック飲料には、アミノバイタルチャージ(味の素)やSUPER H2Oアサヒ飲料)、激流(キリンビバレッジ)、がぶ飲みスーツドリンク(サッポロ)、ゲータレードサントリー)などがあります。どれも一緒じゃなかったのですね。今度はこんなところにもちょっと気を配って飲んでみようかなと思います。
ちなみに、病気のときに飲む場合には、アイソトニック飲料が正解のようです。いわゆるエネルギー源がほしいときに水分補給するわけですから。

*1:こちらのページが参考になります