予備登録メンバーってなんだ!?

10日に日本代表メンバー23人が発表され、翌日に予備登録メンバー7人が発表されました。
この他に、サポートメンバー(南アフリカに帯同して練習相手などを務めるメンバー)として数名の若手選手が選ばれる見込み。
サポートメンバーは南アフリカまで帯同するが、予備登録メンバーは直前のテストマッチを含め、代表チームには帯同しない。
 
6月1日の最終登録23人は、前述の23人と予備登録の7人を足した30人の中からしか選べないそうです。しかし、登録選手が負傷した場合などにおいては、医師の診断書を添えて初戦の24時間前までにメンバーの交代が可能になります。そして、その場合は30人の枠組みにとらわれず、誰を選んでもよいとのこと。
…ん、そしたら、予備登録メンバーって、いったいなんなの?と考え込んでしまいました。
 
一般的に出場各国は、まず30人のメンバーをFIFAに登録申請。そして6/1の時点で最終23人に絞り込む、という方法をとります。しかし、日本はいきなり23人の代表メンバーを選出しました。そして、予備登録メンバー7人を追加した30人をFIFAに登録。これは、98年のカズ、北澤、市川の落選によるチーム、選手へのメンタル的な影響の大きさを経験してのものかも知れません。その真意はよくわかりませんが、世界でも稀な選考方法をとっていることは間違いないようです。
私なりの勝手な解釈ですが、今回の選出方法については日本が独自で23人を先に公表しただけで、FIFAへの正式な提出メンバーはもちろん30名。残された5/末までの期間、負傷や怪我による離脱は当然としても、それ以外に、モチベーションの上がらない選手やコンディションの整わない選手、直前でチームコンセプトにフィットしないと判断された選手は、23人メンバーから入れ替えとなって6/1の最終メンバー登録になる可能性もある、ということでしょうか。現段階の23人に対しても、「怪我以外でもメンバーから外される可能性はあるぞ」という危機意識を保ち続けさせる意味でも。
ライバルであっても、誰かの怪我は期待したくないですもんね。予備登録メンバーには、そんな気持ちを持って最高の準備をしていてもらいたいです。